今年の新年のメッセージの中で、グェン・タン・ズン首相は経済成長率の回復と持続的な成長を実現するため、まずはじめに経済体制を改革しなければならないことを明らかにしました。そのためには、市場経済体制の改革と完備が今日の差し迫った課題となっています。
ドイモイ(刷新)事業を行ってきたこの30年、ベトナムは多くの成果を収めたものの多くの試練にも直面しています。これらの試練とは経済が持続的に発展していないことや成長の質が確保されていないこと、および、経済競争力が低いことなどです。また、ベトナムの労働力は豊富ですが、職業訓練を受けた労働者数がまだ少ない状況です。また、貧困者の割合も高く、その他、環境、気候変動などの分野においても、多くの問題が残されています。2011年から2020年までの経済社会発展戦略の中で、ベトナムは市場経済体制の完備を始め、ドイモイ事業を全面的に促進する決意を示しました。今週始め、ハノイで開かれた経済改革と持続的な成長をテーマとしたシンポジウムで、ファム・ビン・ミン( Pham Binh Minh) 副首相兼外相は次のように語りました。
(テープ)
「ベトナムは経済体制の改革を強化すると共に、社会公平と進歩のための政策を取ります。現在、ベトナムはあらゆる経済セクターにおける各企業の活動に最も有利な条件を作り出すため、国営企業の株式会社化を加速しています。」
ベトナムの経済改革事業は支援国、国際諸組織など国際社会の関心を集めています。UNDP=国連開発計画のヘレン・クラーク総裁は今月に行われたベトナム訪問の際に、ベトナムの経済改革事業を高く評価し、次のように語りました。
(テープ)
「ベトナム政府は経済社会分野においてこの20年間達成した成果を維持しています。経済の持続的な成長を促進することは経済改革事業の成功に重要な貢献を果たします。」
世界経済が急速に推移していることはベトナムの経済発展に新たな展望を作り出すと共に、ベトナムが世界経済の発展に適合するため国内経済の改革を強化することも求められています。先ほどのUNDPのヘレン・クラーク総裁はさらに次のように語りました。
(テープ)
「ベトナムは若い労働力と豊富な天然資源に恵まれる他、ダイナミックに発展している地域に位置しているなど、経済発展に有利な条件が整えられています。正しい政策を取れば、ベトナムの将来は明るいでしょう」
国内の力を活用する他、国際社会からの教訓とアドバイスはベトナムにとって貴重なものでしょう。