米国とアフガンの関係


既にお伝えしましたように、アフガニスタンのカルザイ大統領は15日、同国国会で演説を行い、2014年以降のアメリカとのBSA=2国間安全保障協定のていけつを拒否することを改めて強調しました。カルザイ氏が大統領の任期が残りわずかになった時点で、BSA調印を拒否することはアメリカとの関係にマイナス影響を与えるものと見られます。


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米・アフガン首脳(写真:AFP)

カルザイ氏はその演説の中で、「これまで、アフガニスタンの軍隊は全土の93%の範囲で、安全保障を確保できるようになっているため、今年末にアメリカ軍が完全に撤収しても問題はない」と語りました。

これより前の2月25日、オバマ大統領はカルザイ大統領と電話協議を行い、アフガニスタン政府が2015年以降の米軍駐留に必要な「米・アフガニスタン安全保障協定」に署名しない場合に備え、駐留米軍の年内の完全撤収を検討していると伝えました。

また、オバマ大統領はカルザイ大統領に対し、アメリカ軍の完全撤退を検討していると伝えるとともに、2014年末以降の駐留について、カルザイ氏退任後の新政権と合意に至る可能性は排除しないと言明しました。

現行の取り決めでは、3万3600人のアフガニスタン駐留アメリカ軍は今年末で任務を終えますが、アメリカ側はアフ ガニスタン治安部隊・国軍の訓練やテロ組織掃討のために、2015年1月以降も最大8000人の駐留継続を望んでいます。

オバマ政権は、完全撤収した場合の治安悪化の危険性を指摘し、協定署名に応じないカルザイ大統領への圧力を強めています。

アメリカが出した声明によりますと、「オバマ大統領はカルザイ大統領に対し、カルザイ氏がBSAに調印する可能性が低いことが明確になったことを受けて、アメリカは追加的な対応策を進めていく方針だと伝えた」として、「特にオバマ大統領はアメリカ国防総省に対し、もし2014年より後にアフガニスタン国内にアメリカを一切駐留させないのであれば、今年末までに混乱なくアメリカの撤退を完了できるよう適切な計画を用意しておくよう指示した」としています。

こうした中、アナリストらは「アメリカは今回の動きでカルザイ氏への圧力を強め、アメリカとカルザイ氏の政治的対立に新たな局面をもたらした」との見方を示しています。

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