1945年誕生:VOV電波よ、絶え間なく響きわたれ 技術者の取り組み

(VOVWORLD) -民族と共に歩んだ80年間、VOVベトナムの声放送局の電波は絶え間なく響きわたってきました。この強固な持続性の陰には、機械室を第二の家とし、電波を自らの息吹として捉える、多くの技術者やエンジニアなどがいます。
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彼らは昼夜を問わず、ラジオの電波が隅々まで広がるよう、その鼓動を守り続けています。
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「私たちの仕事は、時間に非常に正確であることが求められます。雨が降ろうが嵐だろうが、時間通りに職場にいなければならないのです。VOVの電波が絶対に安全であるよう、常に気を配っています。」

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「私はパディン送信所で15年以上働いています。ここは中心部から遠く、一年中霧に覆われているため、移動や生活面で多くの困難があります。しかし、同僚と共にこれらの困難を乗り越え、担当業務を全うしています」

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「二人でシフトを組んでいるので、うまく分担しています。一人がこの部分を、もう一人があの部分を担当し、お互いに助け合っています。技術を習得するため、常に学び続ける必要があります」

これらの声は、技術スタッフの仕事のごく一部に過ぎません。彼らはVOVの放送番組制作と、その放送の成功とを同時に担っています。
彼らが信号を細心の注意を払って調整する姿や、一人で機械の前で夜勤をする姿を目の当たりにすれば、ラジオ技術者たちの献身と責任感を改めて感じることでしょう。

現在、VOVの番組制作・アーカイブセンターには100人余りの技術者やエンジニアが所属しています。フイン・タン・ロン副センター長によりますと、各編集部向けに毎日番組を制作するという特性上、業務量は非常に多いそうです。制作後、信号は編成チームに送られ、スケジュールの調整を経て、最終的な品質管理を行うマスターコントロール部門に送られます。そこで最終チェックが行われ、リスナーに届けられます。
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「私たちにとって最大のプレッシャーは、ラジオ放送の安全性を最大限に確保し、その品質を確保することです。技術者やエンジニアは、最も小さな作業から番組の完成まで、全力で取り組んでいます」
彼らの日々の仕事を見ることで、彼らが経験するプレッシャーと苦労を本当に理解できます。小さなミスが放送信号の喪失につながる可能性があるため、技術者には迅速かつ正確な対応が求められます。

番組処理の指示を各スタジオに伝えながら編成チームのチームリーダーであるブイ・ティ・トゥー・フオンさんは、秒単位で正確な放送スケジュールを作成します。
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「午前4時45分から深夜0時までの放送スケジュールを組む際、技術者は番組と待機中の音楽を配置し、すべてのブロックが正確な時間になるようにしなければなりません。何か問題が発生した場合、10秒以内に対応する必要があります」

スケジュール通りに配置された信号は、マスターコントロールに送られます。ここでは、技術者がすべての番組の信号を監視し、放送が途切れることなく安全に行われるようにします。20年以上の経験を持つマスターコントロールのチームリーダー、ブイ・クオック・スンさんは次のように語ります。
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「私たちは21の放送システムを24時間体制で管理し、信号が途切れないようにしています。この仕事はストレスが多く、簡単ではありません」

マスターコントロール室の技術者は、自動システムに頼るだけでなく、常に各チャンネルの放送信号を示すメーターを監視し、信号の喪失を防ぐために迅速に対応できるようにしています。

複雑な機械システムに加えて、番組制作・アーカイブセンターの技術者たちは、国の重要な政治イベントで直接信号の受信と送信も行います。ロン副センター長は、機械がどれだけ現代的になっても、技術者の役割は代替できないと明らかにし、次のように語っています。
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「例えば、サーバーシステムに障害が発生した場合、電子技術者がすぐに処理する必要があります。私たちの仕事は常に電波の安全を確保することであり、技術がどれだけ進歩しても、人間の存在は放送局の運営において非常に重要な要素なのです」

国営放送の一つ一つのニュースや番組の背後には、技術者や、エンジニアたちの心血と責任感が宿っています。彼らは人前に姿を現すことはありませんが、まさに彼らこそが、国家ラジオの鼓動を絶え間なく、そして力強く保ち続けているのです。

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