在ベトナム日本大使へのインタービュー

リスナーの皆さん、今日は、ハーです。

今日のこの時間は在ベトナム日本大使館の谷崎泰明大使へのインタービューをお伝えします。

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VOV    この
40年間におけるベトナムと日本との関係について、どのようなご感想をお持ちでしょうか?

大使  来年40周年を迎えるけれども、この40年間、両国間関係は大変順調に伸びており発展してきたと思います。特に、2006年に、戦略的パートナーシップということで合意した後、両国の間で、いわば協力の枠組みができたので、その枠組みの中で、色々な分野の協力関係が非常に進められてきたと思います。特に、経済関係、それから、政治、安全保障、さらには、文化、人々の交流など様々な分野で関係が深まっています。

VOV    両国間の戦略的パートナー関係について、どのようにお考えでしょうか?

大使   戦略的パートナーシップというのはベトナムは日本の他の国にも、何国かとの関係でパートナー関係が結ばれていますが、ベトナムの指導者の方の言葉で分かりますことは、日本との関係は大変、自然なパートナーだという風に言われています。その意味は元々相互に両国民の間にお互いの国ですね、尊重しあう、尊敬し合うということ、その土台の上にパートナーシップができたので、両国は大変強い関係だと思います。

VOV  
国交樹立40周年を記念するにあたり、日本はどのような計画がおありでしょうか?

大使    このような行事を考えています。ただ、我々としてはどいうメッセージをベトナムの方々に送るかということで3つの基本的な考え方に基づいて、計画を立てます。それは特に、日本は東大震災があった後、いろんなことでベトナムからの支援を頂いたことを頭に置いた上での支援です。その一つは安心安全という分野で大変先進国だと思いますので、その経験を伝えるというのも一つの考え方です。二つ目は豊かさですね。ベトナムは中進国になっています。日本も第3の経済国ですので、その豊かというものの中身について日本の文化を紹介したいと思います。それから、三つ目は便利さですね。日本の技術・科学技術の水準をぜひベトナムの方にもより詳しくわかっていきたいと思います。いま申し上げた3つの考え方に基づいて40周年の具体的な行事を進めて行きたいと思います。

VOV    ベトナムとの関係発展に関して、日本政府の優先課題はどのようなものでしょうか?

大使    優先課題はこれまでにやはり経済関係が中心的なものです。2020年までの工業化のために、日本は色々な分野で協力します。日本は世界経済の中で厳しい状況ですけれども、ベトナムに対するODAは引き続き協力すると思います。直接投資も非常に増えています。それらは経済分野ですが、そのほかに、政治の分野、特に安全保障の分野では、ベトナムと日本の関係者は意見交換し非常に意味ある国際情勢になっていますので、安全保障の分野についてに意見交換を深めていきたいと思います。三つ目は日本の文化について、ベトナムの若い人が日本の音楽とか映画とか、それから、ファッションとか、食べ物などに関心を持っていますので、これらの分野について我々は努力して、特に、若い人にわかっていただきたいと思います。

VOV    ベトナムに駐在する日本大使として行動される時の困難と有利な点はどのようなものでしょうか?

大使   ベトナムに来て私2年ちょっと経ちますけれども、困難さは ほとんどないです。日本、及び、日本国民に対する期待が高いものですから、大使としては大変活動しやすいし、政府も、党も、それから、国民も大変ご支援してきたと思います。その意味において、仕事としては大変忙しいですけれども、やりがいのある誇りのあるポストとしての仕事をしています。できれば、もっといろんな省、いままで、63省のうち、20数か省しかを訪れませんので、さらにはこれから残された期間に、多くの省を訪ねたいと思います。

VOV  ありがとうございました。

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