写真:baomoi.com
18日午前、ハノイで教育訓練省のファム・ブ・ルアン大臣と在ベトナム日本大使館の谷崎・ヤスアキ大使は日本政府の「ベトナムの人材開発向けの奨学金支給プロジェクト」に関する公文書に調印しました。
このプロジェクトは日本政府の無償援助により、2000年から実施されており、2012年までにベトナム人学生364人はおよそ50億円相当の奨学金を受け、日本で留学し、法律、公的行政、交通、都市開発、農業農村開発、環境などの学問の修士課程を修了しました。
調印式で、ルアン大臣は「このプロジェクトにより日本に留学する学生はベトナムの経済社会発展事業に大きな貢献をする人材であり、ベトナムと日本との関係を強化する架け橋でもある」と強調し、次のように語っています。
(テープ)
「ベトナム政府は日本側のこの人材開発協力プログラムを高く評価します。ベトナムで教育条件を整えられていない部門や分野を専攻する学生は日本に留学します。今後もこのプログラムは維持、拡大され、ベトナムが必要としている部門と分野に携わる専門家を育成するよう希望します。」
これを機にルアン大臣と谷崎大使は2013~2014年度のベトナム人材開発プログラムに対する3億2400万円相当の援助に関する合意書の調印式に立ち会いました。
なお、来る8月、同プログラムの枠内でベトナム人学生30人は日本に留学するとしています。