越日共同でテレビドラマ「パートナー」を制作

リスナーの皆さん、こんにちは。今日のこの時間はベトナムと日本の国交樹立40周年にあたり越日共同で制作・放映されたテレビドラマ「パートナー」についてご紹介します。

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ベトナムと日本の国交樹立40周年を記念して、日本のTBSテレビとベトナム国営テレビ局が特別番組ドラマ「パートナー(愛しき百年の友へ」をベトナムと日本で共同制作しました。ドラマには日本の俳優 東山・紀之さんとベトナムの俳優フィン・ドンさんが出演しました。このドラマはベトナムでビジネスを手がける日本人ビジネスマン鈴木・哲也の視点から、明治時代と現代を交え、約100年前に日本に赴いたベトナムの英雄、ファン・ボイ・チャウと日本人医師らとの絆の友情物語を史実に基づいて忠実に描いたものです。ドラマ「パートナー」の監督武藤・じゅんさんは次のように語っています。

(日本語テープ)

このドラマは約2時間あり、2ヶ月間にわたり、ベトナムと日本の両国で撮影されましたが、準備作業は4ヶ月あまりかかりました。また、ドラマで使用された衣服は約2千着となっています。英雄ファン・ボイ・チャウとベトナム人ビジネスマンタイン・ナムを演じたベトナムの俳優フィン・ドンさんは次のように話しました。

(テープ)

「僕は後輩として、ファン・ボイ・チャウ様のような先輩が培ってきたベトナムと日本との友好関係を受け継いでいます。このドラマを通じて、ベトナムと日本との関係はさらに発展していくよう望んでいます。」

一方、日本人ビジネスマン鈴木と浅羽・佐喜太郎医師を演じた俳優東山さんはベトナム人俳優とともに出演し、また、ベトナムの名勝地を訪れることができ、嬉しく思うと述べました。

(日本語テープ)

他方、ドラマに出演した8歳の芦田・愛菜ちゃんは日本アカデミー賞を獲得した史上最年少の新人俳優賞として知られています。芦田ちゃんは次のように語ってくれました。

(日本語テープ)

なお、このドラマは9月29日に両局で同日放映されました。9月21日で両国の国交樹立40周年を迎え、双方の関係が益々発展することが期待されています。

ご感想

内田 英一

日本・ベトナム国交樹立40周年を記念するにふさわしいドラマでした。ベトナム関係ドラマと言えば近藤紘一氏の著作「サイゴンから来た妻と娘」がドラマ化されNHKで1979年に放送されたのを見た記憶があります。日本人記者がベトナム人女性と結婚し日本にやって来て、公園にいる鳩を見て、「おいしそう!」と言って追いかけたり、夫の家族にベトナム料理を作ってふるまいましたが、庭の池の鯉を調理したり、口に合わなかったシーンが印象的です。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BF%91%E8%97%A4%E7%B4%98%E4%B8%80

 今回ドラマ中のレ・ホン・リェン役のグェン・ラン・フォンは

以前NHK教育テレビ・アジア語楽紀行「ベトナム語」に出演されていましたのを視聴しましたので懐かしく思いました。ベトナム側主役のファン・ボイ・チャウ役のファン・フィン・ドンは逞しい精悍な容貌でファンになりました。

 私が子供の頃から南北分断国家・ベトナム戦争の悲劇・悲惨さが伝わっていました。それ以前にもフランスによる過酷な植民地支配を知り、抗元、抗仏、抗日、抗米、抗中と、その苦渋の歴史を思うと、今の平和と復興、繁栄そして日越友好を心から祈ります。

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