10月16日からの主な国内ニュース

*20日午前、ハノイで第14期国会第2回会議が開幕しました。会議では、いくつかの法案、決議案が討議、採択されるほか、結社法案や宗教・信仰法案など世論の注目を集めている12件の法案に対する意見集約が行なわれます。また、2016年の経済社会発展計画と国家予算の実施状況に関する報告がなされ、2017年の経済社会発展計画、国家予算交付計画、2016年~2020年期の経済再構築計画、同期間の公的債務管理と借款使用計画などが決定されるとしています。他方、監視活動に関して、犯罪・法律違反、汚職防止や判決の施行状況に関する最高人民裁判所、最高人民検察院長官、政府の報告が検討されます。開会式で、ガン議長は次のように語っています。

(テープ)

「第2回国会会議ではやるべきことや議事内容が大量にあります。国会議員らに対し、責任感と団結精神、知恵を発揮し、研究に励むとともに建設的な討議を行い、国民の願望に応えられるよう適切な提案を出すことを要請します。」

*国会会議が開幕する前、18日、グエン・フー・チョン共産党書記長率いるハノイ市国会議員団は、同市タイホー区の有権者と会合を行いました。席上、チョン書記長は、経済発展、党建設、国防・安全保障は3つの重要な任務であると明らかにするとともに、国会の監視活動のほか、各団体や国民の監視を強化する方針であると強調しました。

*今週、ホーチミン共産青年同盟中央委員会は「青年のスタートアップ」プログラムを始動する式典を行いました。席上、グエン・スアン・フック首相は「党、政府はこのプログラムを歓迎する」と明らかにするとともに、青年同盟中央委員会、各省庁、部門、企業に対し、このプログラムが成功するよう、若者に有利な条件を作り出すことを要請しました。他方、16日、ハノイ国家大学の指導部との会合でフック首相は、「ハノイ国家大学は自らの発展を国のスタートアップ活動を結び付ける必要がある」との見解を表明し、次のように語りました。

(テープ) 

「国立大学の能力を評定する要素の一つは、雇用される学生の数ではなく、スタートアップで成功する学生の数です。雇用も重要な問題ですが、スタートアップはより重要なものです。これは大学の威信、名誉を作り出す要素です。」

*今週、ハノイで、ベトナムとインド国防省の共催により、ADMMプラス=ASEAN東南アジア諸国連合国防相拡大会議の枠内の人道的地雷除去行動計画担当専門家グループ第4回会合が行われました。

この会議は2014年~2017年期におけるADMMプラス枠内の人道的地雷除去行動計画担当専門家グループの活動を総括し、2017年~2020年期の行動計画を討議しました。また、2017年―2020年期における同専門家グループの主催の役割がラオスとロシアに引き継がれるとしています。

*先ごろ、グエン・フ・チョン共産党書記長は自然災害により、大きな被害を受けた中部各省の住民に見舞いの言葉を伝えました。一方、グエン・スアン・フック首相は、中部各省の被災者を支援する運動を開始しました。グエン・ティ・キム・ガン国会議長は台風により大きな被害を受けたハーティン省に赴き、被災者に贈り物を渡しました。こうした中、

VOV=ベトナムの声放送局は「愛する中部のため」という募金運動を行いました。VOV5=国際放送も国内外のベトナム人、外国人リスナーに対し、中部の被災者に義捐金を寄せるよう呼びかけています。

*今週、ハノイで、ベトナム婦人連合会創立86周年記念式典と「ベトナム女性賞2016」の授与式が行なわれました。今回、6つの団体と10人の個人に授与されました。これらの団体と個人は様々な分野に携わっていますが、いずれも、困難を乗り越え、創意工夫を凝らし、労働、生産に励んでいる他、共同体の中で他の人々を支援してきました。

*10月17日の「貧困撲滅のための国際デー」、及び、「ベトナム貧困者のための日」にあたり、17日午前、ハノイで、「貧困者のための月間」を開始する式典が行われました。式典で、ベトナムのブオン・デイン・フエ副首相は「ベトナム祖国戦線中央委員会が展開する「貧困者のための基金」への募金を国内外の人々からも支援を受けることへの希望を表明しました。

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