* 今週、ベトナムのグエン・フー・チョン共産党書記長はEU=欧州連合のベトナム駐在代表団のフランズ・ジェッセン代表と会見しました。チョン書記長は「ベトナムは常にEUを重要なパートナーとして見なしている」と再確認しました。また、「双方がPCA=全面的なパートナーシップ協力協定を締結し、FTA=自由貿易協定の交渉を開始したことは双方関係にとって重要な節目であり、双方にチャンスも試練ももたらす」との見解を示した上で、「目標達成のために共に努力するよう」求めました。
* 29日午後、ハノイで、ベトナムのグェン・タン・ズン首相は訪問中のオーストラリアのスティーブン・スミス国防大臣と会見しました。会見で、ズン首相はベトナムのフン・クアン・タィン国防大臣とスミス国防大臣との会談の結果、および、両国の国防省間の協力の成果を高く評価するとともに、「スミス大臣の今回のベトナム訪問は両国間の多面的協力関係に大きく寄与する」と強調しました。一方、スミス国防大臣は「オーストラリア国防省は両国国防省が達成した合意の履行のため、今後ベトナム国防省と緊密に協力すると確約するほか、ベトナム政府が両国防省間の協力関係を支持するよう希望を表明しました。
* ベトナムのファム・ビン・ミン外相率いる代表団イランで開催された非同盟諸国の第16回首脳会議に参加しました。会議に際し、ベトナムのファム・ビン・ミン外相はカンボジアとブタンの首相、インドネシア、シンガポール、モンゴル、ガーナ、セネガル、ボリビア、ベラルーシ諸国の外相と会合を行い、多国間フォーラムでの協力の強化などについて協議しました。
* 29日、ベトナムのグェン・ティェエン・ニャン副首相率いる代表団は5日間のスイス訪問を開始しました。ベトナムに進出する予定のスイスの企業43社の代表との会合で、ニャン副首相は「ベトナム政府はスイス企業の活動に有利な条件を作り出すとともに、投資環境を健全化させるため、スイス企業を含め、外国企業の意見に耳を傾ける用意がある」と強調しました。
* 今週、ボー・グエン・ザプ将軍の誕生日102周年を祝う様々な活動が行われています。ベトナム歴史学協会は会合を行い、ザップ将軍の多大な功労を顕彰したほか、将軍の事業と生涯に関する資料、現物の収集保存作業について意見交換しました。同協会はまた、ザップ将軍の博物館を設立するよう提案しています。歴史学者のズオン・チュン・クオク氏は次のように語りました。 (テープ)
「国内外で、ザップ将軍に関する研究テーマは沢山あります。また、映画、写真も沢山あります。将軍の事業と生涯を理解することは歴史学界と芸術家などにとって、重要なのです」
クオク氏はこのように語りました。
* 28日夜、ハノイで、「テイグェン地方の文化の日インハノイ」が開幕し、中部高原地帯テイグェン地方のアーチスト300人が参加しました。「テイグェン地方の色とりどりの文化」と銘打ったこのイベントには、テイグェン地方独特の文化を紹介する展示会、見本市、シンポジウム、芸術交流な ど様々な活動が行われます。開幕式で、文化スポーツ観光省のホー・アイン・トアン( Ho Anh Tuan)副大臣は次のように語りました。(テープ)
「テイグェン地方の雄大な自然風景と独特の文化は歌や詩、絵画などを通じてよく知られていますが、このイベントを通じて、目の前で見る人々と品々 が、詳しくわかります。このイベントを通じて、ハノイの人々はテイグェン地方の文化を深く理解することができ、両地方の関係が強化されることを望んでいま す。」 ホー・アイン・トアン副大臣は次のように語りました。
なお、この「テイグェン地方の文化の日インハノイ」は9月2日まで、ベトナム文化芸術展示センターで 行われています。