作曲家ホァンヒェップの歌

作曲家ホァンヒェップの歌 - ảnh 1

ご機嫌、いかがですか、皆さん、トゥーハです。

先頃、ベトナムの著名な作曲家ホァンヒェップさんが82歳でなくなりました。彼は「ハノイを思う」、「紅い木の葉」などが有名で国内でよく歌われています。歌は彼の人柄と同じように、優しく、穏やかな感じが伝わっています。今日のこの時間はそんな作曲家ホァンヒェップの歌をご紹介しましょう。はじめに「紅い木の葉」(La do)をどうぞ

「風の強い山の頂であなたに出会った

チョンソンの森は、紅い葉が風に()れている

あなたは古着の肩に銃をかけて道端にたたずんでいる

行軍はどんどん進む

チョンソン村の土埃が赤く染まり、空に舞い上がる

戦線の娘さん、さよなら

又サイゴンで会いましょう、娘さん さようなら」

第1次インドシナ戦争の後にベトナムの国土は北緯17度線で南北に分断されました。その北緯17度線にはヒェンルォン橋という歴史的な橋があります。作曲家ファンヒェップは「ヒェンルォン橋での民謡の一節」という歌を作りました。

「ヒェンルォン橋での民謡の一節」(Cau ho ben ben hien luong)をどうぞ

「夕暮れ、ヒェンルォン橋に立ち、故郷を思い出す

遠く遠く、川の流れにゆっくり流れる誰かの船

民謡の歌声に沈む夕暮れの霧

船よ、船着場を思い出すの

船着場は一生そこで船を待っているよ」

60年にわたる創作活動において、ホァンヒェップは数百もの歌を作曲しました。彼の歌はベトナムのそれぞれの時代の歴史を描いたものであるだけでなく、各地の民謡を基にした甘いメロディーにもなっています。

ではおしまいに「幼い頃の川へ帰る」(Tro ve dong song tuoi tho)をどうぞ

「誰の心にも一本の川が流れている

私の心には幼い頃の川が残っている

幼い時、その川を泳いだり、友達とその川で遊んだりした

川は人のように悲しいことや楽しい事を知っている

故郷のあの川がいつまでも忘れられない」

 

2000年、ホァンヒェップはベトナム政府から国家の最高の賞であるホーチミン賞を受けました。彼の音楽作品はベトナム人の一人一人の心の中に永遠に生き続けることでしょう。今日はベトナム作曲家ファンヒェップについて紹介しました。それでは今日の音楽散歩道はこれで終わります。来週のこの時間をまたお楽しみにご機嫌よう。

 

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