イスラエル軍 ガザ地区への攻撃続く一方 レバノンやシリアにも
(VOVWORLD) -イスラエル軍はパレスチナのガザ地区での軍事作戦を続ける一方、隣国レバノンやシリアに対しても攻撃を行っていて、地域情勢は不安定な状態が続いています。
(写真:THX/TTXVN) |
イスラエル軍は15日もガザ地区での軍事作戦を続けていて、パレスチナの地元メディアはガザ市への攻撃で11人が死亡したと報じました。
ガザ地区の保健当局は15日、過去24時間で93人が死亡したと発表し、住民の犠牲が増え続けています。
イスラエル軍は去年11月に停戦で合意した隣国レバノンへの攻撃も繰り返していて、15日にはレバノン東部でイスラム教シーア派組織ヒズボラの軍事施設を標的に空爆を行ったと発表しました。
アラブメディアはイスラエル軍の攻撃で12人が死亡したと報じました。
また、シリアでは南部で少数派のイスラム教ドルーズ派と遊牧民の間で衝突が起き、暫定政府は14日、軍の部隊の派遣を発表しました。イスラエルはこれまでもドルーズ派の住民を保護する立場を示していて、イスラエルとの国境に近いシリア南部に軍が展開されればイスラエルが危険にさらされるなどと主張し暫定政府の軍用車両を攻撃したと15日、発表しました。
ガザ地区での停戦が見通せない中、イスラエルは隣国のレバノンやシリアへの攻撃も繰り返し、地域情勢は不安定な状態が続いています。(NHK)