イスラム組織ハマス 34人の人質解放に同意か 停戦へ第1段階で

(VOVWORLD) - ガザ地区での停戦と人質解放に向けた協議では、これまでアメリカが提示した3つの段階からなる案が検討されてきましたが、イスラエルとハマス、双方の主張の隔たりが大きく、停滞しています。
イスラム組織ハマス 34人の人質解放に同意か 停戦へ第1段階で - ảnh 1イスラエルの空爆後、パレスチナ自治区ガザ南部ハンユニスから立ち上る煙(写真:THX/TTXVN)

イスラエルとイスラム組織ハマスの間の停戦と人質解放に向けた協議で、ハマスが第1段階として34人の人質を解放することに同意したと複数のメディアが伝えました。ただ、イスラエル側は人質の生死についての確認を求めているものとみられ、協議が進展するかは依然として予断を許さない状況です。

ガザ地区での停戦と人質解放に向けた協議では、これまでアメリカが提示した3つの段階からなる案が検討されてきましたが、イスラエルとハマス、双方の主張の隔たりが大きく、停滞しています。

こうした中、イギリスの公共放送BBCやアラブメディアは6日までにハマス側が6週間程度の停戦を目指す第1段階で、女性や高齢者などの人質34人を解放することに同意したと伝えました。

ハマス側から提供されたとする人質の名前のリストも報じています。

これについてイスラエル首相府は6日、声明で「リストの人質の状況についてハマス側から確認もコメントも受け取っていない」と指摘し、人質の生死について確認を求めているものとみられます。

協議をめぐっては、仲介国やアメリカからの圧力を受けたハマスが譲歩する姿勢を見せているとの指摘がある一方、今回の動きはハマスによる時間稼ぎだとの見方もあり、協議が進展するかは予断を許さない状況です。(NHK)

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