インド政府、首都の爆発は「テロ事件」 カシミールでの逮捕と関連か
(VOVWORLD) -インド政府は12日、デリーで8人が死亡した自動車爆発を「テロ事件」と位置付け、早急に捜査を進める方針を示しました。
(写真:REUTERS/Adnan Abidi) |
捜査に詳しい関係者はこれに先立ち、警察が今回の爆発と、先にカシミール地方出身の7人の男が武器や爆弾製造材料を所持して逮捕された事件との間に関連があるかどうかを調べていると明らかにしました。
爆発はデリー首都圏にある世界遺産「ラール・キラー(赤い城)」近くで10日午後に発生しました。少なくとも8人が死亡、20人が負傷しました。
インド当局は反テロ法に基づき捜査しています。爆発に関連した逮捕者などは出ていません。
モディ首相率いる内閣は12日夜に採択した決議で「この国は反国家勢力が行った自動車爆発による凶悪なテロ事件を目撃した」と指摘しました。「内閣は犯人、協力者、支援者が速やかに特定され、裁判にかけられるよう、事件の捜査を最大限の緊急性と専門性をもって進めるよう指示する」としました。
デリーでの爆発の数時間前、ジャム・カシミールの警察は、カシミールおよび、デリーに隣接するハリヤナ州とウッタルプラデシュ州における別の対テロ捜査・捜索に関連して医師2人を含む男7人を逮捕したと発表していました。(ロイター)