インド 10人死亡の車爆発テロ事件で車の名義人を逮捕

(VOVWORLD) -インドの首都ニューデリーにある世界遺産の近くで今月、車が爆発し10人が死亡したテロ事件で、捜査当局は16日、爆発した車の名義人で、インドとパキスタンが領有権を争うカシミール地方に住む男1人を逮捕したと発表しました。

当局は男が車を運転していた男と共謀しテロを実行したとみて、詳しいいきさつを調べています。

インドの首都ニューデリーで今月10日、世界遺産「赤い城」の近くで車が爆発し、これまでに10人が死亡、30人以上がけがをした事件で、インド政府は反国家勢力によるテロ事件として捜査しています。

現地の捜査当局は16日、爆発した車の名義人で、インドとパキスタンが領有権を争うカシミール地方に住む男1人を逮捕したと発表しました。

また、車を運転し、爆発で死亡した男について、同じカシミール地方の医師だったと明らかにした上で、2人が共謀して車を購入しテロを実行したとしています。

捜査当局は事件の背後にはより大きな陰謀があるとみて男から事情を聞き、事件の詳しいいきさつについて調べを進めています。

事件をめぐっては地元メディアが車を運転していた男について、パキスタンに拠点を置くイスラム過激派組織とつながりがあったとする関係者の見方も伝えています。(NHK)

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