ガザに取り残されたハマス戦闘員、停戦合意維持にとっての「時限爆弾」か
(VOVWORLD) -パレスチナ自治区ガザ地区での停戦合意が発効してから数週間がたちますが、南部ラファのがれきの奥深くでは戦争はまだ終わっていません。
イスラム組織ハマスの戦闘員が独立した複数の小隊に分かれ、イスラエル軍の前線の背後にある地下トンネルに閉じ込められています。仲介者らは、ガザで1カ月続く停戦合意を崩壊させることなく解決するための方法を探っています。
イスラエル軍にとって、ガザの占領地域にいる最大200人のハマス戦闘員をどう扱うかという問題は、単なる戦術的な問題にとどまらず、明確な解決策のないデリケートな外交問題となっています。
これらの小隊がいくつ、どこに存在するのかはわかっていません。だが停戦によって「イエローライン」と呼ばれる線でガザが分断されて以降、それぞれが地下のトンネルに立てこもったままです。ラインの東側はイスラエルが掌握し、西側はハマスが再び支配しています。
イスラエルのネタニヤフ首相は、戦闘員について、ハマスの支配区域に歩いて戻らせるようなことは容認しないと明言しています。一方、ハマスは戦闘員が投降して武器を引き渡すことは決してないと主張しています。(CNN)