（写真：THX/TTXVN）

その上で「わずかに残った課題は困難だが、完全に解決可能だ」と述べ、交渉妥結に向け、イスラエルとイスラム組織ハマスの溝を埋める努力を続ける考えを強調しました。ロンドンで記者団に語りました。

ブリンケン氏は、米国と共に仲介役を務めるカタールやエジプトと集中的な協議を継続していると指摘しました。新たな停戦案を「極めて近いうちに双方へ提示する」と表明しました。ハマスの最高指導者シンワル氏にも言及し「彼が何を考え、彼にとって何が利益なのかは分からない」としつつ、「停戦を目指すわれわれの決意は固い」と語りました。

一方、ロイター通信によりますと、イスラエルのガラント国防相は１０日、軍部隊の訓練を視察しました。北方に隣接するレバノンを念頭に「重心は北部に移っている。南部での課題は終了しつつある」と述べ、ガザでの作戦が目標達成に近づいているとの認識を示しました。

イスラエルはレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラと交戦を続けており、それへの対応に注力する必要性を強調したものとみられます。イスラエル軍は１０日、ヒズボラの精鋭部隊司令官の一人を殺害したと発表しました。