カンボジア、特殊詐欺拠点の撲滅へ首相令 外国人230人以上を拘束

(VOVWORLD) - カンボジア政府は、外国の犯罪グループが国内で増加しているとして、特殊詐欺拠点の撲滅を命じる首相令を発布しました。
カンボジア、特殊詐欺拠点の撲滅へ首相令 外国人230人以上を拘束 - ảnh 1閉鎖された万里の長城パーク・コンプレックスの外に設置された有刺鉄線フェンス(写真:Cindy Liu/REUTERS)

カンボジア政府は14日、外国の犯罪グループが国内に流入し、オンライン詐欺を行っているとして、詐欺拠点の撲滅を命じるフン・マネット首相による首相令を出しました。

首相令では、各州の知事や警察長官が、管内における特殊詐欺拠点を一掃する責任を負うとされていて、命令に従わなかった場合は解任の対象になるとしています。また、軍に対しても、作戦支援の準備を指示しています。

現地メディアによりますと、首相令を受けて、首都プノンペンでは14日と15日にかけて複数の拠点で当局による摘発が行われ、インドネシア人や中国人など、合わせて230人以上が拘束されたということです。

ただ、カンボジアでは犯罪グループによる政府や警察関係者などへの賄賂や癒着が横行しているとみられていて、実効性のある対策となるかどうかは不透明です。(フジテレビ)

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