キム委員長“核戦争の抑止力強化” 約20日ぶり動静伝える

(VOVWORLD) -朝鮮民主主義人民共和国の国営メディアはキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長の動静をおよそ20日ぶりに伝え、キム委員長が開いた軍の会議で核戦争の抑止力をさらに強化する新たな方針が示されたと伝えました。ただ具体的な内容は明らかにしていません。
キム委員長“核戦争の抑止力強化” 約20日ぶり動静伝える - ảnh 1        (写真:TTXVN)

24日付けの朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は、キム・ジョンウン委員長が党中央軍事委員会の拡大会議を開催したと写真付きで伝えました。

会議では「国の政治的な安定と自主権を守り、敵対勢力からの軍事的脅威をけん制できるよう武装力を向上させる対策が話し合われた」としたうえで、「核戦争の抑止力をさらに強化し、戦略兵器を運用するための新たな方針が示された」としています。

ただ新たな方針がどのようなものなのか、具体的な内容は明らかにしていません。

また公開された写真には、キム委員長がモザイク処理を施した何かを指して軍の幹部に話をしている様子が写っています。

国営メディアがキム委員長の動静を写真とともに伝えるのは、今月2日以来、22日ぶりですが会議がいつ開かれたのかは示していません。

朝鮮民主主義人民共和国の核・ミサイル開発を巡っては今月、韓国の情報機関が、朝鮮民主主義人民共和国東部の造船所でSLBM=潜水艦発射弾道ミサイルの発射実験に使う装置やSLBMを搭載可能な新型潜水艦に関連した動きを確認したと明らかにし、警戒を続けています。

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