(VOVWORLD) -デンマークのラスムセン外相は8日、自治領グリーンランドについて、住民が望めば独立の可能性はあるとしつつも、米国の領土になることはないと言明しました。
(写真:AFP/TTXVN) |
トランプ次期米大統領は7日、改めてグリーンランド獲得への関心を示し、軍事行動や経済措置を取る可能性も排除しませんでした。
ラスムセン外相は「グリーンランドに独自の野心があることは十分認識している。それが実現すれば、グリーンランドは独立するだろうが、決して米国の州になるという野心ではない」と述べました。
また、ロシアと中国の活動拡大を踏まえ、米国が北極圏地域における安全保障上の懸念を深めているのは理解できるとしつつも、「外交政策上の危機に陥っているとは思わない」と指摘しました。「米国とより緊密に協力できる方法について対話する用意はある」と述べました。
フランスのバロ外相も、トランプ氏のグリーンランドを巡る発言を受け、欧州連合(EU)は他国が領土を攻撃することを容認しないと表明しました。(ロイター)