(VOVWORLD) - ファム・ミン・チン首相は6日午後、全国オンライン形式で開催された社会住宅開発促進に関する会議で、社会住宅開発を優先する方針を明確に示しました。ハノイを中心に全国63の地方拠点をオンラインで結んだこの会議で、チン首相は社会住宅整備に関する具体的な指示を行いました。
会議の様子 |
チン首相は「社会住宅においても交通、医療、教育、スポーツ、環境など、商業住宅と同水準の総合的なインフラ整備が必要」と強調しました。ただし、国による支援政策を設けることが商業住宅との大きな違いだと指摘しました。また、社会住宅は購入型と賃貸購入型の両方を用意すべきだとの見解も示しました。
チン首相は建設省に対し、制度的障壁の特定や責任体制の明確化、社会住宅の基準・規制体系の構築を指示しました。地方行政府には5年計画と年次実施計画の公表を求め、社会住宅用の土地基金計画を第2四半期までに策定し、政府目標を達成するための十分な土地確保を命じました。
資金面では、財務省に対して3月中の国家住宅基金設立を指示しました。さらにベトナム建築家協会には4月30日までに社会住宅の建築設計コンテストを開催するよう要請しました。これは各地域の自然条件や文化的背景、気候に適した住宅モデルを開発し、住民のニーズに応えつつ、整然とした明るく緑豊かで美しい住環境を実現するためのものです。