チン首相、中国大手企業と相次ぎ会見

(VOVWORLD) - チン首相は、鉄道インフラ建設における技術の進展と鉄道分野での技術自立を目指すベトナムの方針を強調しました。

中国・天津市で開催中のWEF世界経済フォーラムの第16回ニュー・チャンピオン年次総会への出席、および中国の実務訪問にあたり、24日午後、ファム・ミン・チン首相は、インフラ、金融、貿易、投資分野に携わる中国の大手企業と相次ぎ会見しました。

チン首相、中国大手企業と相次ぎ会見 - ảnh 1中国中鉄股份有限公司(CREC)の陈文健董事長(左)と握手するファム・ミン・チン首相(写真:VOV)

中国交通建設集団(CCCC)、中国中鉄股份有限公司(CREC)、中国鉄建股份有限公司(CRCC)の指導者らとの会見で、チン首相は、鉄道インフラ建設における技術の進展と鉄道分野での技術自立を目指すベトナムの方針を強調しました。

そして、これらの企業に対し、ベトナム鉄道総公社と連携し、ハイフォン~ハノイ~ラオカイ、ドンダン~ハノイ、ハイフォン~モンカイなどの中越間鉄道プロジェクト、さらには南北高速鉄道の整備への参画を呼びかけました。

また、パイロットプロジェクトに対する資金・技術支援、鉄道技術の移転、共同研究、人材育成などの分野でも協力を検討するよう提案しました。

チン首相、中国大手企業と相次ぎ会見 - ảnh 2中国交通建設集団(CCCC)の王彤宙董事長(左)とファム・ミン・チン首相との会見(写真:VOV)

同日、中国・香港の新華集団の蔡冠深(ジョナサン・チョイ)主席との会見でチン首相は、ハイテク、グリーン成長、循環型経済、社会住宅といった分野への投資を呼びかけるとともに、ベトナム企業が新華集団のサプライチェーンに参画できるよう支援を要請し、質の高い人材育成にも貢献してほしいと述べました。

他方、中国銀行の葛海蛟董事長との会見でチン首相は、ベトナムが国際基準に沿った金融センターの法制度整備を進めていることを紹介し、同行に対し、パートナーや投資家、金融分野の専門家との連携を通じて、ベトナムでの金融センターの構築・運営・発展に協力するよう要請しました。

これに対し、中国銀行側は、ベトナム市場での存在感をさらに強化し、大型インフラプロジェクトへの包括的な金融サービスを提供する意向を表明しました。そして、両国間の金融・通貨協力や国境を越えた決済の推進についても前向きな姿勢を示しました。

この機会に、チン首相は深圳大学経済特区研究センター所長であり、「一帯一路」国際協力発展研究院の院長でもある陶一桃教授と面会しました。

ご感想

他の情報