(VOVWORLD) -現地時間の21日午後、首都クアラルンプールにあるマレーシア議会本部で、マレーシアを公式訪問中のトー・ラム党書記長は、同国のダト・アワン・ベミー・アワン・アリ・バサ上院議長と会見を行いました。
トー・ラム党書記長(左)とバサ上院議長(右) |
会見で、トーラム書記長はベトナムとマレーシアは両国関係を包括的な戦略的パートナーシップに格上げすることは両国が前向きな要素を活かして、世界情勢の複雑な推移に対する効果的な対応に有利な条件を提示すると明らかにしました。また、トーラム書記長はマレーシア議会とベトナム国会との協力の重要性を確認した上で、マレーシア議会に対し、両国の指導者が達成した合意の実施と新しい合意書の交渉を支持するよう提案しました。
一方、マレーシア上院議長はベトナムを含め、ASEAN加盟諸国と協力して、新しい情勢におけるASEANの中心的な役割の発揮に貢献することを強調しました。
会見で、双方はベトナム東部海域、いわゆる南シナ海の平和、安全保障、安定、航海と航空の安全と自由を維持することや、国際法と1982年の国連海洋法条約に則って、あらゆる紛争を平和措置で解決し、武力による威嚇又は武力の行使を行わないことの重要性で一致しました。