2025年2月14日、ワシントンD.C.のホワイトハウスで記者会見を行うアメリカのドナルド・トランプ大統領（写真：THX/TTXVN）

アメリカのドナルド・トランプ大統領は7日、ロシアによるウクライナへの攻撃を受け、ロシアに対する新たな制裁や関税を検討していると明らかにしました。一方で、同日、ウクライナ紛争の終結に向けた試みについて、「ウクライナよりもロシアと協力する方が簡単だ」との認識も示しました。

ロシアが7日、ウクライナのエネルギー施設に対して無人機やミサイルを使用した「大規模な」攻撃を開始した数時間後、トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に「ロシアが現在、戦場でウクライナを徹底的に攻撃しているという事実を踏まえ、停戦と和平に関する最終合意が実現するまで、ロシアに対する大規模な銀行制裁、経済制裁、関税を強く検討している」と投稿しました。

さらに「ロシアとウクライナは、手遅れになる前に今すぐ交渉のテーブルに着くべきだ」と強調しました。

アメリカ国家経済会議のケビン・ハセット委員長も同日、記者団へのコメントで、「トランプ大統領は、すべての当事者を交渉のテーブルにつかせる必要があると強調している。我が国はアメとムチの両方を使うことができる」と述べました。

トランプ氏はSNSへの投稿後、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領について記者団に対し「彼を信頼している」と発言しました。「率直に言って、ウクライナと交渉する方が困難になっている。彼らには交渉のカードがない。ロシアと交渉する方が簡単かもしれない」と述べました。（AFP通信）