トランプ氏 “再び標的に” ゴルフ中に暗殺未遂か 58歳男拘束
(VOVWORLD) - トランプ氏は無事でしたが、ことし7月に続いて「再び暗殺未遂の標的になった」と、アメリカのメディアは大きく伝えていて、11月の大統領選挙にどのような影響を与えるのかにも関心が集まっています。
2024年9月15日、フロリダ州ウェストパームビーチのドナルド・トランプ氏のゴルフ場外で警備を行う警察官(写真:ロイター) |
アメリカ南部フロリダ州で、トランプ前大統領がゴルフをしていた場所の近くで、銃を所持していた男が見つかり、捜査当局はトランプ氏に対する暗殺未遂事件の可能性があるとして調べています。
トランプ氏は無事でしたが、ことし7月に続いて「再び暗殺未遂の標的になった」と、アメリカのメディアは大きく伝えていて、11月の大統領選挙にどのような影響を与えるのかにも関心が集まっています。
アメリカのFBI=連邦捜査局などによりますと、15日午後、南部フロリダ州でトランプ前大統領がゴルフをしていたところ、近くで銃を所持した男が見つかりその後、拘束されました。
アメリカの複数のメディアによりますと拘束されたのは58歳の男で、ロシアの軍事侵攻を受けるウクライナを支援する活動に関わっていたということです。
また、ABCテレビは捜査当局はウクライナ情勢をめぐるトランプ氏の立場に男が不満を抱いていなかったかなどを調べたと伝えています。
ただ、事件の動機については明らかになっていません。
CNNテレビは、拘束された58歳の男は、ロシアの軍事侵攻を受けるウクライナの強力な支持者だと伝えています。
そして、男は、SNSの情報から、おととしにはウクライナを訪れていてウクライナ国旗を背景にした写真や多くの兵士と一緒に撮った写真を投稿したほか、戦闘のための資金を募る活動もしていたと指摘しています。
また、投稿のなかには「われわれはクレムリンを焼き尽くさなければならない」と書かれたものもあったということです。
このほか、アメリカの有力紙、ワシントン・ポストは去年、男はウクライナに関する291ページの本を執筆しており、このなかのイランに関するくだりで「頭の悪い大統領を選んだ責任の一端がある。トランプと自分を殺す自由がある」などと記していたと伝えています。(NHK)