ハマス代表団がエジプト訪問 停戦合意継続へ 協議進むか焦点

(VOVWORLD) - ガザ地区でのイスラエルとイスラム組織ハマスの停戦合意の継続が危ぶまれる中、7日、ハマスの代表団が仲介国エジプトを訪れ、イスラエル側との隔たりを埋めるための協議を前に進められるかが、焦点となっています。
ハマス代表団がエジプト訪問 停戦合意継続へ 協議進むか焦点 - ảnh 1ガザ地区での紛争によって破壊された建物(写真:THX/TTXVN)

イスラエルとハマスの停戦合意は第1段階の6週間が過ぎたあと、イスラエル軍のガザ地区からの完全撤退と、恒久的な停戦を目指す第2段階への移行をめぐる隔たりが埋まらず、合意の継続が危ぶまれています。

イスラエル側はザミール参謀総長が6日、ガザ地区で兵士に対し、「常に準備を整え、警戒し、訓練せよ」と述べ、ハマスに圧力をかけ続ける姿勢を鮮明にしました。
一方、仲介国のエジプトは7日、ハマスの代表団が首都カイロを訪れ、第2段階への移行に向けた協議を行うと発表し、イスラエル側との隔たりを埋めるための協議を前に進められるかが、焦点となっています。
こうした中、エルサレムの旧市街にあるイスラム教の聖地では7日、イスラム教の断食月、ラマダンが始まってから初めての金曜礼拝が行われ、集まった人々からは停戦合意の行方を心配する声が聞かれました。
礼拝に訪れたパレスチナ人の男性は「ガザには安全と平和が必要だ。戦争が再開され、民間人が殺害されるのではないかと心配している」と話していました。(NHK)

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