ハマス、米の従来案に基づき「停戦の用意」 新たな条件拒む
(VOVWORLD) - 停戦交渉では、イスラエル軍が掌握しているガザ・エジプト境界地帯「フィラデルフィ回廊」の管理問題などで対立が続いており、いまだ合意には至っていません。
2024年9月10日、パレスチナ自治区ガザ南部ハンユニスで、イスラエル軍の空爆で破壊された建物(写真:THX/TTXVN) |
パレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマスは11日、アメリカが提示していた従来の停戦案を基に、当事者が新たな条件を追加しない限り、イスラエルとの「即時」停戦に応じる用意があるとの立場を、最新の交渉で改めて表明しました。
ハマスは声明で、政治部門幹部ハイヤ氏が率いる交渉団が、11日にカタールの首都ドーハで、仲介役を務めるカタールのムハンマド首相およびエジプトのカメル総合情報庁長官と会談し、ガザの現状について話し合ったと説明しました。
停戦交渉では、イスラエル軍が掌握しているガザ・エジプト境界地帯「フィラデルフィ回廊」の管理問題などで対立が続いており、いまだ合意には至っていません。
アメリカ中央情報局(CIA)のバーンズ長官は7日、ガザのより詳細な停戦案が数日中にまとまる見通しを示していました。
また、アメリカのバイデン大統領は6月に、ハマスが拘束している人質の解放を含む、3段階にわたる停戦案を提示しています。(ロイター)