パレスチナで過去最悪の経済崩壊 22年分の発展が失われたと国連報告

(VOVWORLD) - 国連貿易開発会議(UNCTAD)は25日、パレスチナが2年間にわたるガザでの紛争と経済制限の影響で、過去最悪の経済崩壊に直面しているとする報告書をまとめました。

報告書によりますと、インフラや生産施設、公共サービスが広範な被害を受け、昨年末時点のパレスチナの1人当たりの域内総生産(GDP)は2003年の水準に後退し、この22年間の経済発展が実質的に失われたとしています。

こうした経済危機は1960年以降で世界の10大経済危機の1つに数えられ、ガザの復興には数十年を要する可能性があると指摘しています。

被害はガザ地区にとどまらず、ヨルダン川西岸地区でも移動制限や立ち入り制限、そして多方面での経済機会の喪失により、過去最悪の不況に見舞われているとしています。(ロイター)

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