フーザー村の乗馬用帽子作りが国家無形文化遺産に認定

(VOVWORLD) - 300年以上の歴史を持つこの村では、かつて裕福な人々が馬に乗る際に使う帽子を作っていました。

12日午前、中部ビンディン省の文化・スポーツ局は、フーカット県人民委員会と協力し、「フーザー村の乗馬用帽子『ノン』作り」を国家無形文化遺産として認定する式典を開催しました。「ノン」とは菅笠のことで、ベトナム全土で使われる三角形の山笠を大きくしたような帽子です。

フーザー村の乗馬用帽子作りが国家無形文化遺産に認定 - ảnh 1式典の様子(写真:TTXVN)

フーザー村はビンディン省フーカット県カットトゥオン村にあり、クイニョン市中心部から約35km離れています。300年以上の歴史を持つこの村では、かつて裕福な人々が馬に乗る際に使うノンを作っていました。現在では、国内外から多くの観光客がこの伝統工芸の村を訪れています。

60年以上にわたりノンを作り続けているフーザー村の75歳のドー・ヴァン・ランさんは、今回の認定について次のように喜びを語りました。

(テープ)

「フーザー村の皆はとても嬉しいです。これは私の家族や村全体にとって大きな励みになります。より美しいノンを作るよう努力を続け、フーザー村のノン作りの伝統を永遠に守り続けます」

フーカット県人民委員会のグエン・ヴァン・フン委員長は、この認定が文化的価値への認識向上に貢献すると述べ、次のように語りました。

(テープ)

「私たちは、この伝統工芸村の生産を維持し、さらに発展させるための詳細な計画を立てています。今後、職業訓練や技術伝承を続けるとともに、フーザー村の製品を展示するエリアを設ける予定です」

ビンディン省の指導者たちは、フーザー村の乗馬用ノン作りがさらに発展し、国民文化の一部として広がることを期待し、伝統工芸村の文化的アイデンティティを守りながら、経済と観光の発展を目指すことを強調しました。

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