(VOVWORLD) -フィンランド政府は4日、ロシア国境沿いの陸路にある検問所の閉鎖を無期限に延長すると発表しました。ロシアからの渡航を禁止する港湾を増やすことも表明しました。
(写真:AFP/TTXVN) |
ロシアを経由してシリアやソマリアなどからの難民が増加したことを踏まえ、フィンランドは2023年の終盤にロシアとの国境を閉鎖しました。フィンランドは、ロシアが意図的に難民申請希望者を国境へ送り込んでいると非難し、ロシア大統領府はそのような意図を否定しました。
フィンランドは今年2月、ロシア国境沿いの検問所の閉鎖を4月14日まで延長すると発表していました。
フィンランドのランタネン内相は声明で「フィンランド当局はこれが長期的な状況になるとみている。今春に状況が有意に変化したと結論付けるような要素は見あたらない」とコメントしました。
ロシアによるウクライナ侵攻を受けてフィンランドは長年にわたる防衛での中立的な立場を転換し、北大西洋条約機構(NATO)に昨年加盟しました。併せて米国との間で防衛協力協定も締結しました。(ロイター)