ビン副首相（左）はグザヴィエ・ベッテル副首相兼外相と会見した。

会見で、ビン副首相は、ベトナムが国際金融センターの構築、グリーン金融、再生可能エネルギー、ハイテクなどの分野における両国協力を深めたいとの意向を表明するとともに、今後、両国間の訪問団の往来を推進すること、ルクセンブルクがベトナムの水産物に対する欧州委員会のイエローカードの早期解除を支持することなどを提案しました。

一方、ベッテル副首相兼外相は、両国関係を新しい発展段階に押し上げる意向を示すとともに、ベトナムが国際金融センターを構築するアイデアを高く評価し、このセンターの設立が成功することは、両国間協力の拡大に寄与することへの希望を表明しました。

ベッテル氏は、ベトナムがこのプロジェクトを実施するため専門家の派遣や訓練支援を行うほか、グリーン金融や再生可能エネルギー分野における両国間の協力を強化する用意があることを強調しました。同日、ビン副首相は、ルクセンブルク議会副議長、ルクセンブルク財務大臣などと個別会見を行うほか、ルクセンブルク証券取引所を訪れました。