ベトナム海域の主権を断固として行使するための適切な措置
(VOVWORLD) - ハン報道官は、ベトナムの海域における主権、主権的権利および管轄権は、UNCLOS 1982=1982年の国連海洋法条約に基づき確立されているとも強調しました。
ファム・トゥ・ハン報道官(写真:Phạm Kiên/TTXVN) |
21日午後、外務省の定例記者会見で、フィリピン大統領が「海域法」および「フィリピン群島航路法」に署名したこと、ならびに中国がベトナム東部海域(南シナ海)の一部の島々と岩礁の標準名称を発表したことに対し、ファム・トゥ・ハン報道官は次のように語りしました。
ベトナムには、国際法に基づきホアンサとチュオンサの両群島に対する主権を有する法的根拠と歴史的証拠が十分にあると述べました。また、ベトナムの海域における主権、主権的権利および管轄権は、UNCLOS 1982=1982年の国連海洋法条約に基づき確立されているとも強調しました。
さらに、ベトナムは1982年の国連海洋法条約に則り、沿岸国が海洋に関する国内法や規制を制定する権利を尊重すると同時に、各国に対し、チュオンサ諸島におけるベトナムの主権およびUNCLOS 1982に基づいて設定されたベトナムの海域における権利を完全に尊重するよう要請しました。
ベトナムは、チュオンサ諸島における主権ならびにその海域における主権的権利、管轄権および正当な利益を行使するため、UNCLOS 1982を含む国際法に基づき断固として粘り強く適切な措置を講じていきます。また、国際法、特にUNCLOS 1982に基づき、平和的手段による紛争や意見の相違の解決に向けて、すべての当事者と協力する用意があるとしています。