ベトナム、「子どもと子どもの権利」のモデル国を目指す
(VOVWORLD) -11月26日午前、ハノイでベトナム政府と国連児童基金(UNICEF)は、「ベトナム・ユニセフ協力50周年(1975年〜2025年)」および「ベトナム、子どもの権利条約批准35周年」記念式典を共催しました。
ロン副首相 |
式典で、レ・タイン・ロン副首相は、ベトナムが常に子どもの保護・育成活動に対し特別な関心を寄せ、資源を優先的に配分し、政策や体制の整備を重視していることを強調し、次のように述べました。
(テープ)
「ベトナム政府は、子どもの権利の保護を引き続き国家の戦略的優先事項と位置づけ、すべての子どもたちが包括的、安全、かつ平等に成長できるよう、強力かつ同期的に政策を展開することを約束します。子どものための活動の実施において、ユニセフ、国連機関、国内外の組織および個人からの継続的な連携、緊密な協力、効果的な支援を引き続き期待しています」
一方、ユニセフ東アジア・太平洋地域事務所の功刀純子代表は、過去35年間にわたり、ベトナムが政策の中心に子どもと若者を据えてきた目覚ましい進歩を高く評価しました。そして、次期発展段階における目標実現のために、ユニセフは引き続きベトナムと共に歩んでいくと述べ、次のように続けました。
(テープ)
「私たちは引き続き、残された格差を縮小し、デジタル機会を安全に活用し、気候変動に対する強靭性と社会的包摂をあらゆる政策の中心に据えながら、若者が未来の経済に踏み出す準備を整えるよう、ベトナムの政府とパートナーを支援していきます。力を合わせることで、この願いを実行に移し、ベトナムを地域と世界における子どもと子どもの権利に関するモデル国にすることができます」
なお、この機会にロン副首相は、子どもの権利のためにベトナムに50年間寄り添い、顕著かつ持続的で効果的な貢献をしてきた功績を認め、ユニセフにベトナム政府の表彰状を授与しました。