ベトナム 米国の関税政策に先手を打って対応

(VOVWORLD) - 5日午後、ハノイで開催された 2月の政府の定例記者会見で、グエン・シン・ニャット・タン商工省次官は、アメリカのドナルド・トランプ大統領の通商政策がベトナムの輸出産業に与える影響について説明しました。
 ベトナム 米国の関税政策に先手を打って対応 - ảnh 1写真撮影:Nhat Bac

タン次官によりますと、トランプ大統領は現在、いくつかの関税政策を打ち出し、世界中のすべての商品に関税を課す一方で、異なる商品に対して異なる税率を設定し、また国によっても異なる関税を適用しているとのことです。ベトナム政府はこの状況を踏まえ、対応策を積極的に講じています。タン次官は次のように語りました。

(テープ)

「私たちもこの影響から免れることはできませんが、より強い影響を受けている国々もあります。私たちは大きな影響を受けている国ではありません。商工省は他の省庁と適時に協力する一方、各省庁も主体的に総合的および個別の報告書を作成し、政府に報告します。3月中に政府は重要な解決策に焦点を当てた特別会議を開催する計画があります」

計画によりますと、来週、商工省大臣はアメリカに赴き、同国の通商代表と会見し、ベトナムとアメリカの現在の良好な関係を継続するための協議を行う予定です。

また、タン次官は「ベトナムとアメリカは相互補完的な経済関係にある。両国間の貿易不均衡は、二つの経済の補完的な性質と、両国の輸出構造および対外貿易構造に起因した」と強調しました。さらに、ベトナムからアメリカへ輸出される商品は主に第三国との競争にあり、アメリカ市場での同国企業との直接競争ではありません。逆に、アメリカの消費者はベトナムの安価な商品を利用できる条件を作り出しているとしています。

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