ベトナム CO2換算で約2億2千万トンの排出量を削減
(VOVWORLD) -9月16日のオゾン層保護のための国際デーにあたり、16日、ハノイで、資源環境省は「ウィーン条約とモントリオール議定書 ベトナム締結30周年記念」セミナーを開催しました。
セミナーで発表された情報によりますと、ベトナムは、積極的かつ責任のある一員であり、オゾン層破壊物質などの管理、全廃に向けた複数の義務、方策を履行しており、多大な成果を収めたきたと国際共同体から認められているとのことです。具体的には、過去30年間、ベトナムはオゾン層保護に関する法的文書、政策の完備に集中してきました。特にタイヤ、エアコン、空調機器の冷媒及び電子部品の洗浄剤等の製造企業は、オゾン層破壊物質を使用しません。オゾン層破壊物質の輸入と消費は厳格に取り扱われています。
国連環境計画(UNEP)オゾン事務局が去る7月に公表した統計によりますと、ベトナムがオゾン層の保護のためのウィーン条約、及び、オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書を締結してから、CO2換算で約2億2千万トンの排出量を削減したとのことです。
ベトナム政府が採択した目標によりますと、ベトナムは、2050年までに温室効果ガスの排出量実質ゼロを目指して、2045年に1100万トンのCO2の排出量を削減する方針です。
タイン資源環境次官 |
レ・コン・タイン資源環境次官は、この目標を達成できるため、ベトナムが引き続き複数の行動を断固として展開すると明らかにし、次のように語っています。
(テープ)
「ベトナムは、引き続き、気候にやさしい物質の代替技術を支援、奨励し、冷媒設備のエネルギー効率を高めます。モントリオール議定書に基づいて、物質の収集、リサイクル、再利用、処理を推進し、都市部、オフィスビル、貿易センター、公共施設などにおける持続可能な冷媒設備技術の導入を展開する方針です」