(VOVWORLD) - ローマ教皇フランシスコは24日、バチカンのサンピエトロ大聖堂でクリスマスイブのミサを執り行い、信者に許しを与える「聖年」の開幕を告げる行事を行いました。
(写真:AA/TTXVN) |
聖年はおよそ25年ごとに実施され、期間中にローマとバチカンを訪れる信者は、自らの罪について特別な赦免を受けることができるとされています。教皇がサンピエトロ大聖堂の青銅製の扉を通り抜けたことで聖年が開幕しました。教皇庁によりますと、2026年1月6日までの期間中に最大10万人の信者がこの扉をくぐると見込まれています。
ミサには推定6000人が参加し、会場外では約2万5000人がスクリーンを通じて視聴しました。教皇は「希望の徳」に焦点を当てた説教を行い、「希望は古い慣習に縛られることなく、平凡さや怠惰に溺れないよう私たちに呼びかけるものだ。また、誤ったことに怒り、その状況を改める勇気を持つよう促している」と語りました。
さらに教皇は、この聖年を機会に途上国の債務負担の軽減を求める必要性を訴えました。2000年の聖年では、当時の教皇ヨハネ・パウロ2世が債務減免を呼びかけた結果、2000年からの15年間で総額1300億ドルの債務が帳消しにされた実績があります。(ロイター)