(VOVWORLD) -ロシアのプーチン大統領が７日、通算５期目の就任式に臨み、６年間の新たな任期をスタートさせました。
 （写真：AFP/TTXVN） |
式典の演出には、プーチン氏が２０００年の１期目就任以来、築いてきたイメージが反映されていました。
プーチン氏は３月に大統領選で圧勝を収め、少なくとも７７歳になる３０年までの任期を獲得しました。敵対候補の大半がすでに死亡、収監、亡命あるいは出馬禁止という状態で、ウクライナへの侵攻以降は反体制運動が事実上非合法化され、対抗馬不在の選挙となりました。
就任式は首都モスクワ市内の大統領府で挙行され、軍幹部と政府高官らが出席しましたが、大統領選を茶番と批判した米国や欧州諸国の多くは代表者の派遣を見送りました。
米国務省の報道官は６日、「われわれが自由で公正な大統領選だったと考えていないことは確かだが、プーチン氏はロシアの大統領であり、今後もその地位を維持することになる」と述べました。
プーチン氏は式典での演説で、ロシアは西側諸国との対話を拒否していないと主張しました。「かれらが今後もロシアの発展を妨げようとして、攻撃的な政策や何年間にも及ぶロシアへの絶え間ない圧力を続けるのか、あるいは協調と平和の道を探るのか」は、西側の選択次第との考えを示しました。（ＣＮＮ）