欧州諸国、新型コロナで閉鎖した朝鮮の大使館再開を検討
(VOVWORLD) - 欧州諸国が新型コロナウイルスのパンデミックにより閉鎖した朝鮮民主主義人民共和国の大使館再開に向けて準備を進めていることが明らかになりました。ドイツ外務省報道官は、当局者が閉鎖後初めて平壌を訪れていると述べました。
2月28日、欧州諸国が新型コロナウイルスのパンデミックにより閉鎖した朝鮮の大使館再開に向けて準備を進めている=KCNA/TTXVN |
ドイツ外務省のチームが技術的視察のために平壌を訪問し、「大使館の敷地を2~3日かけて調査している」とロイター通信に語りました。ただし、再開についての最終決定はまだ下されていないとのことです。
朝鮮ではパンデミックの間、職員の交代や物資の輸送ができなかったため、多くの大使館が閉鎖されました。イギリス外務省報道官も同様に、当局者の派遣を検討していることを明らかにし、「外交官が平壌に戻ることを歓迎する」と述べました。
「技術者と外交官のチームが近く訪朝する段取りについて、朝鮮政府と在ロンドン大使館を通じて協議している」と説明しました。スウェーデンのセムネビー朝鮮半島担当特使は、外交官を平壌に戻す計画にいくらか進展があったと述べました。
「いくつかの動きがありました。比較的早く大使館を再開できることを期待しています」と述べましたが、詳細な説明は控えました。
ある外交官は、何年も使用されていなかった施設を修理し、盗聴器がないかを確認し、虫を駆除する必要があると指摘しました。
朝鮮情報サイト「NKプロ」によりますと、2023年1月現在、平壌で業務を行っている大使館は9か国あります。ただし、昨年以降、職員の交代が認められているのは中国、ロシア、モンゴル、キューバのみです。(ロイター)