韓国与党「国民の力」非常対策委員長に権寧世氏を指名

(VOVWORLD) - 権委員長は1959年にソウル竜山で生まれ、培材高校とソウル大学法学科を卒業後、第25回司法考試に合格しました。1998年にソウル地検副部長検事を最後に公職を離れ、弁護士として開業しました。
韓国与党「国民の力」非常対策委員長に権寧世氏を指名 - ảnh 1権寧世(クォン・ヨンセ)氏(写真:Kyodo/TTXVN)

韓国の保守系与党「国民の力」は24日、権寧世(クォン・ヨンセ)議員(当選5回、ソウル竜山)を新たな非常対策委員長に指名しました。今月14日に尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領弾劾訴追案が国会本会議で可決され、韓東勲(ハン・ドンフン)代表が辞任してから8日目での指名となります。権委員長は、大統領弾劾や非常戒厳など非常時局の中で、党の危機収拾という課題に直面することになります。

権委員長は1959年にソウル竜山で生まれ、培材高校とソウル大学法学科を卒業後、第25回司法考試に合格しました。1998年にソウル地検副部長検事を最後に公職を離れ、弁護士として開業しました。

2002年8月、ソウル永登浦乙選挙区の補欠選挙で、当時のハンナラ党(現・国民の力)から立候補し初当選。以降、第16代から18代国会まで連続当選しましたが、第19代と20代総選挙では落選。その後、21代総選挙で選挙区をソウル市竜山に変更して当選し、現在は22代国会議員として5回目の当選を果たしています。

権氏は朴槿恵(パク・クンヘ)政権時代に駐中国韓国大使(2013年~2015年)を務めました。また、党内では戦略企画委員長、最高委員、そして事務総長を3度歴任。2022年の大統領選挙では国民の力の総括選挙対策本部長として選挙戦を指揮しました。その後、大統領職引き継ぎ委員会副委員長を経て、尹錫悦政権の初代統一部長官を2023年7月まで務めました。(朝鮮日報)

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