国連ヘリ攻撃され乗員1人死亡 南スーダン、緊張激化懸念

(VOVWORLD) - 武装勢力はキール大統領と対立するマシャール副大統領との関係が指摘されており、現地の緊張が一層高まることが懸念されています。

南スーダン北部で7日、国連のヘリコプターが武装勢力によるとみられる攻撃を受け、乗員1人が死亡しました。これに関連して、国軍兵数十人も殺害されたと欧米メディアが報じています。武装勢力はキール大統領と対立するマシャール副大統領との関係が指摘されており、現地の緊張が一層高まることが懸念されています。

国軍と武装勢力の戦闘が拡大する中、ヘリコプターは国軍兵の撤収作業を行っていました。国連南スーダン派遣団は、「この攻撃は戦争犯罪に当たる可能性がある」として強く非難しました。

南スーダンでは、2011年の独立後、キール派とマシャール派の間で内戦が発生しました。2018年に和平協定が締結されましたが、治安は依然として不安定な状況が続いており、大統領選の延期が繰り返されています。(共同通信)

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