(VOVWORLD) - 30日午前、ハノイで、国民経済大学とILO=国際労働機関ベトナム事務所の共同により、「2024~2026年期の世界社会保障報告書」の発表会を開催しました。
ホーチミン市に住む貧困者に医療保険証を授与し、贈り物を手渡す(写真:Xuân Khu/TTXVN) |
発表会で、国民経済大学のファム・ホン・チュオン学長は、国が持続的に発展するためには、社会保障を充実させることが重要な目標の一つであると述べました。
同学長は、ベトナム政府が近年、社会保障の適用範囲を段階的に拡大するために多くの重要な措置を講じているとし、2018年の社会保険制度改革に関する決議第28号や、2023年の社会政策改革に関する決議第42号、2024年の社会保険法改正などに加え、健康保険法や雇用法の改正も進められていると説明しました。これらの変革により、ベトナムは国際労働基準および国際的なベストプラクティスに基づき、持続可能な開発目標の達成に向けた取り組みを強化しています。
経済成長と社会政策の両面にバランスの取れた投資を行うことで、ベトナムは2030年までに中所得国上位への到達と国民皆保険の実現を目指すとしています。
ILOベトナム事務所の社会保障プログラムのアンドレ・ガマ局長は、社会保障制度を強化し、新たな現実に対応するため、特に気候変動の影響を受けやすい国や地域に対する政策が重要だと強調しました。さらに、すべての国民に社会保障を提供するために、国家の社会保障制度の強化が不可欠であると述べ、いくつかの具体的な政策を提案しました。