(VOVWORLD) -西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)は24日、昨年7月のクーデターで軍事政権が権力を掌握したニジェールに対して、ECOWAS加盟国との国境閉鎖や商取引禁止といった制裁を解除しました。AP通信が伝えました。
ニジェールは今年1月、軍政を敷く隣国マリ、ブルキナファソと共にECOWAS脱退を表明していました。ECOWASには融和路線を示すことで3カ国に脱退再考を促し、西アフリカ地域の安定を図りたいとの思惑があるとのことです。
解除決定に先立ち、ECOWAS議長を務めるナイジェリアのティヌブ大統領は、軍政に早期の民政移管を厳しく求めてきたこれまでの方針を「再検討する必要がある」と述べました。(共同)