対外援助プログラム、過去6週間で80%超廃止=米国務長官
(VOVWORLD) - アメリカのトランプ大統領は、1月20日の就任初日に、すべての対外援助を90日間停止する大統領令に署名しており、今回の決定もその方針に基づくものとみられます。
アメリカのトランプ大統領(写真:ロイター) |
アメリカのルビオ国務長官は10日、過去6週間にわたる審査の結果、アメリカ国際開発局(USAID)のプログラムの80%以上が廃止されたことを明らかにしました。
ルビオ長官はX(旧ツイッター)への投稿で、取り消された5200件の契約には、アメリカの中核的な国益に貢献しない形で、数百億ドルもの資金が費やされていたと指摘しました。また、残された約1000件のプログラムについては、今後、国務省の管轄下で議会との協議のもと「より効果的に」管理されると述べました。
さらに、連邦政府の規模縮小を進める実業家イーロン・マスク氏が率いる「政府効率化省(DOGE)」の職員にも感謝の意を表しました。
アメリカのトランプ大統領は、1月20日の就任初日に、すべての対外援助を90日間停止する大統領令に署名しており、今回の決定もその方針に基づくものとみられます。(ロイター)