閉会演説の中で、グエン・ティ・キム・ガン国会議長は、「今国会では、11件の法律や、17件の決議が採択されたほか、10件の法案が審議された。また、国の経済社会状況や、国家予算、人事などに関する多くの問題が決定された」と明らかにし、次のように語りました。

（テープ）

「採択された法律と決議は人権保護や、国防・安全保障の確保、国際社会への参入の促進、労働関係の改善などの法的基礎となります。また、国家機関の活動の効果向上にも貢献します。」

ガン議長は、「今国会では、今年の経済社会状況や、2020年の方向が主要議題となり、したがって、多くの解決策が提案された」とし、次のように述べています。

（テープ）

「2020年は第12回党大会の決議や、2011∼2020年期の経済社会発展戦略、2016∼2020年の５ヵ年発展計画の最後の年です。また、次の５年間の方向・計画を定める年でもあります。さらに、多くの政治・外交活動が行われます。特に、来年、ベトナムは国連安全保障理事会の非常任理事国や、ASEAN議長国、AIPA議長国を務めます。そのため、政治システム全体が努力しなければなりません。」

閉会式の前に、国会は、ベトナムとカンボジアとの1985年国境画定協定の改正案と2005年の補充版、今国会の決議案、犯罪防止対策・人民検察院・人民裁判所の活動に関する決議などを採択しました。