「地方経済底上げを」 東北政財界、高市新首相の手腕に期待
(VOVWORLD) -第219回臨時国会が21日召集され、衆参本会議で自民党の高市早苗総裁を第104代首相に選びました。東北の政財界からは地域経済の活性化などで手腕を期待する声が相次ぎました。
東北経済連合会の増子次郎会長は「地方経済の底上げにつながる政策の構築と実行をお願いしたい。人口減少が加速的に進む東北・新潟地域にとって経済の立て直しは至上急務だ」と指摘しました。
宮城県の村井嘉浩知事は「地方にとって自由度の高い重点支援交付金の拡充や地方創生について強力に推進していただきたい」と求めました。
山形県の吉村美栄子知事は高市氏が総務相を長く務めたことに触れ「現場に近い地方自治体の意見を反映した政策に積極的に取り組んでほしい」と注文しました。
福島県の内堀雅雄知事は「全閣僚一丸となって福島の復興・創生に力を尽くしていただきたい」と期待しました。
仙台市の郡和子市長は21日の記者会見で、初の女性首相誕生を「ずっと先の事だと思っていた。国際社会でも日本の政治分野での女性活躍が低いと指摘される中で、大きく変わっていくのだと認識している」と歓迎しました。
東京商工リサーチが10月初旬、高市氏が自民党新総裁に選出された際に実施した調査では、東北企業(回答584社)が同氏に期待する経済政策として多かったのが「物価の安定」「内需の拡大」「エネルギーコスト上昇への対策」でした。(nikkei.com)
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