中国外務省「安定した中日関係を築くなら行動で示すべき」
(VOVWORLD) - 高市首相は21日、10月の習近平国家主席との会談で確認した「戦略的互恵関係」の推進という大きな方向性に、一切変わりはないとの認識を示していました。
日本の高市首相が、中国との「戦略的互恵関係」の推進といった大きな方向性に変わりはないとの認識を示したことについて、中国外務省の報道官は「安定した中日関係を築きたいのであれば、中国との約束を行動で示すべきだ」と述べ、いわゆる「中国・台湾有事」をめぐる発言の撤回を重ねて求めました。
いわゆる「台湾有事」をめぐる高市首相の国会答弁に中国が反発を強めていることに関し、高市首相は21日、10月の習近平国家主席との会談で確認した「戦略的互恵関係」の推進という大きな方向性に、一切変わりはないとの認識を示していました。
これについて、中国外務省の毛寧報道官は21日の記者会見で、「高市首相は台湾をめぐって公然と誤った発言をし、中国国民の憤りと非難を引き起こした。中国は断固として反対する」と述べました。
そのうえで「日本が本心から中国との戦略的互恵関係を発展させ、建設的で安定した中日関係を築きたいのであれば、誤った発言を直ちに撤回し、中国との約束を行動で示すべきだ」と述べ、発言撤回を重ねて要求しました。
一方、中国外務省によりますと、中国の李強首相は、G20サミット=主要20か国の首脳会議が行われる南アフリカ・ヨハネスブルクに到着したということです。(NHK)