中国首相、対米念頭に団結訴え ASEANと首脳会議開催
(VOVWORLD) -中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)は28日、マレーシアの首都クアラルンプールで首脳会議を開催しました。
(写真:TTXVN) |
中国の李強首相は関税圧力を強めるトランプ米政権を念頭に「経済的いじめで情勢が厳しいほど、より固く団結すべきだ」と訴えました。26日に始まった一連のASEAN関連首脳会議は閉幕しました。
会議で李氏は米国を名指しすることは避けつつも「外部勢力」による地域への干渉が増加し、多くの国が不当に高い関税を課されていると指摘しました。中国こそ「良き隣人」だとアピールし「外部の干渉を排除して共にリスクと挑戦に立ち向かおう」と述べました。
会議では中国とASEANの一部の国で領有権を巡って緊張が続く南シナ海問題も協議しました。中国国営通信新華社によりますと、李氏は南シナ海で衝突を避けるためASEANと交渉中の「行動規範」に関する協議を加速させ、早期の合意を目指すよう呼びかけました。
中国商務省によりますと、中国とASEANは、内容を更新した自由貿易協定に署名しました。(共同)