朝鮮、米との首脳会談に「これ以上興味なし」

(VOVWORLD) -朝鮮民主主義人民共和国政府は18日、アメリカが非核化協議で新たな譲歩をしない限り、アメリカとの首脳会談には「これ以上、興味を持たない」と表明しました。ドナルド・トランプ大統領は前日、首脳会談実施の可能性を示唆していました。
朝鮮、米との首脳会談に「これ以上興味なし」 - ảnh 1       (写真:AFP/TTXVN)

トランプ氏は17日、ツイッターへの投稿で、朝鮮民主主義人民共和国の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長に対し、「迅速に行動して、合意をまとめるべきだ」と呼び掛け、「近く会おう!」と述べました。

米朝首脳会談は昨年6月以降、3度行われましたが、今年2月のベトナム・ハノイでの会談が制裁緩和をめぐる意見の相違により物別れに終わって以降、協議は行き詰まっています。今年10月、スウェーデンで行われた実務者協議はすぐに決裂しました。朝鮮民主主義人民共和国はアメリカに対し、年内に新たな提案をするよう要求しています。

朝鮮民主主義人民共和国の金桂冠(キム・ゲグァン)外務省顧問は、国営朝鮮中央通信を通じて発表した談話で、アメリカが「進展があるかのようなふり」をして時間稼ぎをしていると指摘しました。トランプ氏のツイッター投稿について、新たな首脳会談を示唆するものと解釈しつつも、「われわれは、われわれに利益のないそのような会談にこれ以上、興味を持たない」と明言しました。さらに、北朝鮮は「これ以上米大統領に誇るべき種を与えない」と述べ、トランプ氏が自身の功績と自負する「成果」に対する見返りを北朝鮮は得るべきだと主張しました。

ご感想

他の情報