(VOVWORLD) - 29日、ハノイで、統計総局は5月と年初5か月間の社会経済レポートを公表しました。ベトナム経済の明るい兆しは、今年末までの経済成長に前提をつくりだすと期待されています。
(写真提供:Phạm Hậu/TTXVN) |
具体的には、5月の全工業生産指数が先月比3.9%増、前年同月比8.9%増と伸びを示しました。年初5か月の累計でも63の省・市の中の55の省・市でこの指数は前年比6.8%増となっています。
また、5月20日現在、ベトナムへのFDI外国直接投資総額は約110億7千万米ドルに達し、昨年同期と比べ2%増となっています。年初5か月間でベトナムで実施されたFDI総額は約82億5千万米ドルに達し、昨年同期と比べ7.8%増加しています。そのほか、過去5か月間で、全国における新規設立、または、事業再開を行った企業数は、およそ9万8800社に達し、昨年同期と比べ4.1%増となっています。
観光分野では、年初5か月間で、ベトナムを訪問した外国人観光客数は延べ760万人に達し、昨年同期より64.9%増となっているとのことです。
経済専門家のグエン・ミン・フォン氏は次のような見解を述べています。
(テープ)
「年初来の明るい材料とは、繊維や革靴などの受注増加や、昨年は消費低迷に苦しんだ業界の回復、観光と外国直接投資の目覚ましい伸びなどが挙げられます」
なお、年初5か月間で、輸出入総額は約3055億3000万米ドル、輸出超過額は80億米ドルに達する見込みです。