米、ガザ停戦決議案に拒否権 14カ国賛成も「人質解放が必要」―国連安保理
(VOVWORLD) - この決議案には日本を含む残り14理事国が賛成しました。
アメリカのウッド国連代理大使(写真:AFP) |
国連安全保障理事会は20日、パレスチナ自治区ガザでの「即時かつ無条件の恒久的停戦」を求める決議案を採決しましたが、アメリカが拒否権を行使し、否決されました。この決議案には日本を含む残り14理事国が賛成しました。
昨年10月に始まったイスラエルとイスラム組織ハマスの衝突以降、アメリカがガザでの戦闘に関する決議案に拒否権を行使したのは、修正案を含めてこれで5回目となります。
アメリカのウッド国連代理大使は採決後の演説で、アメリカ人市民7人が現在もハマスに拉致されている状況を強調しました。その上で、「恒久的停戦は、無条件ではなく、人質解放を伴わなければならない」と述べ、拒否権行使の正当性を主張しました。(時事通信)