米中首脳会談、レアアースと核軍縮が主要議題に トランプ大統領
(VOVWORLD) - トランプ大統領は、「核についてもディール(取引)を交わすかもしれない」と言及し、中国がアメリカ、ロシアに次ぐ規模の核兵器を保有しており、今後も保有数を増やしていく可能性があることに懸念を表明しました。
アメリカのトランプ大統領(写真:ロイター) |
アメリカのトランプ大統領は22日、ホワイトハウスで記者団に対し、今月下旬に韓国で予定されている中国の習近平国家主席との首脳会談で、中国によるレアアース(希土類)の輸出規制強化に加え、核軍縮問題も議題に取り上げる考えを明らかにしました。
トランプ大統領は、「レアアースについては合意できるだろうが、それは些細な問題だ。レアアースは周りに豊富にある」と述べ、中国の輸出規制を大きな懸念材料とはみていない姿勢を示しました。また、中国が買い控えているアメリカ産大豆についても「合意を実現する」と述べ、貿易問題の進展に期待を示しました。
さらにトランプ大統領は、「核についてもディール(取引)を交わすかもしれない」と言及し、中国がアメリカ、ロシアに次ぐ規模の核兵器を保有しており、今後も保有数を増やしていく可能性があることに懸念を表明しました。そのうえで、アメリカ、ロシア、中国の3カ国が協力して核軍縮に取り組むことの重要性を強調しました。(時事通信)