席上、ニュージーランドのSOM委員会のAlison Mann委員長はASEANとの関係を重視すると強調し、ASEANが主導する地域の協力体制や対話メカニズムに積極的に参加すること、ASEAN共同体の構築とASEAN 連結性マスタープランの実施を支援すること、ASEANの中核的な役割を支持することを確約しました。また、「新型コロナウイルス感染症への対応能力の向上や持続可能な回復の推進でもASEANの支援を続ける」と強調しました。

2021年～2025年期の行動計画に基づき、ASEANとニュージーランドは経済、

グエン・クオク・ズン外務次官

貿易・投資、テロと越境犯罪対策、教育、環境保護、気候変動の対応、災害リスクの管理、小地域開発協力、発展格差の是正を中心に協力を推進し、あらゆるリソースを活用することになります。また、双方は公平とルールに基づくオープンな多国間の国際貿易システムを支持し、ASEANとオーストラリア・ニュージーランド間の自由貿易協定の格上げを通じての地域連結を推進し、RCEP＝東アジア地域包括的経済連携協定の早期発効を働きかけると強調しました。

さらに、双方は地域の平和、安定、安全保障、とりわけベトナム東部海域（南シナ海）での海上の自由航行の確保に貢献すると表明しました。ニュージーランドは「ASEANの立場をはじめ、対話と信頼醸成の推進におけるASEANの役割の発揮、DOC＝海上行動宣言の完全履行、国際法と1982年国連海洋法条約に従うCOC＝海上行動規範の早期作成を支持する」と強調しました。

海洋協力についてベトナムのSOM委員会の委員長であるグエン・クオク・ズン外務次官はASEAN諸国を代表してスピーチを行い、「ASEANとニュージーランドは対話と協力、信頼醸成、持続可能な海洋協力を強化し、地域の海洋協力メカニズムの効果を向上させる必要があるとの見解を示しました。